作品
脚本
三谷幸喜
演出
木村隆文、吉川邦夫、田中正、小林大児、土井祥平、渡辺哲也、保坂慶太
放送日
2016年1月10日 – 12月18日
ストーリー
50話(各話45分)
あらすじ
信州の豪族である真田家の話です。真田家は武田家の家臣として働いていましたが。武田家が滅亡をし独立する形で真田家がいろいろな同盟先を頼っていきます。時には上杉
あるときは北条今回は徳川といった形で他の家からは表裏卑怯者とよばれていた主人公の父真田昌幸そして二人の優秀な息子信之と信繁がこの物語の中心人物となります。
真田家は徳川家に対して2回も戦に勝つことができ徳川家康に恨みを持たれていきます。それが後に大坂の陣につながっていきます。
見どころ
メインとなる主人公は俳優・堺雅人が演じる真田信繁(後の真田幸村)で、この真田信繁視点で真田家がどのように戦国時代という荒波を乗り越えていくか?が描かれています。
物語は武田家当主武田勝頼が自刃するところから始まり、真田家はこれまで主家として仕えてきた武田家を失います。真田家の収める領地(小県)は有力戦国大名である上杉家・北条家・徳川家それぞれの緩衝地帯に辺る要衝の地。この地を奪わんとする大名達からする為に当主である真田昌幸は知略の限りを尽くしていく~とい内容です。
「真田十勇士」で有名な真田家の変遷を、後に真田幸村になる「信繁」を中心に、その父「真田昌幸」の時代から、幸村の最後、「大坂夏の陣 」までを描いています。
物語は武田信玄の死により滅亡へ向かう武田家の家臣であった真田家の苦悩から始まり、その後、うしろ盾を失った真田家が、戦国の乱世を、織田家、上杉家、豊臣家と渡り歩き、格上の徳川家ににらまれつつ、認められ、たくましく生き残る姿を描いていきます。
物語終盤は、関ケ原の合戦で豊臣家につき、蟄居、世を忍びはするものの、大阪冬の陣、夏の陣と徳川を脅かし、豊臣側に最後の花を咲かせる様を描きます。
配役(キャスト)
- 堺雅人(真田信繁役)
- 大泉洋(真田信幸役)
- 長澤まさみ(きり役)
- 草刈正雄(真田昌幸役)
- 高畑淳子(薫役)
- 木村佳乃(松役)
- 草笛光子(とり役)
- 黒木華(梅役)
- 藤本隆宏(堀田作兵衛役)
- 中原丈雄(高梨内記役)
- 藤井隆(佐助役)
- 内野聖陽(徳川家康役)
- 近藤正臣(本多正信役)
- 斉藤由貴(阿茶局役)
- 藤岡弘、(本多忠勝役)
- 吉田羊(小松姫役)
- 高嶋政伸(北条氏政役)
- 遠藤憲一(上杉景勝役)
- 西村雅彦(室賀正武役)
- 寺島進(出浦昌相役)
- 段田安則(滝川一益役)
- 平岳大(武田勝頼役)
- 竹内結子(茶々役)
- 山本耕史(石田三成役)
- 片岡愛之助(大谷吉継役)
- 桂文枝(六代目)(千利休役)
- 中川大志(豊臣秀頼役)
- 小林隆(片桐且元役)
- 新納慎也(豊臣秀次役)
- 小日向文世(豊臣秀吉役)
- 鈴木京香(北政所役)
相関図
視聴者の評価
六文銭
私は真田太平記を見ていたので正直言ってなんだかコミカルな感じがするなと正直思いました。面白いですが真田太平記の方がキャストがしっくりくる感じがしました。真田昌幸の丹波哲郎そして息子役の渡瀬恒彦・草刈正雄が演じていたのは大変しっくりきました。真田丸では以前信繁役の草刈正雄が真田昌幸を演じていましたが、草刈正雄は昌幸あっていたとおもいます。後は小日向文世の豊臣秀吉もなんだかこういうひとぽいなっていう秀吉でした。ニコニコしているけど目は笑っていないところが怖かったですね。全般的に三谷幸喜の話はコミカル路線があって正直苦手なんですけれど真田の話の入り口にはなりと思うので興味を持たれた方は見ても損はないと思います。
ながのさん(50代・男)
一番インパクトがあったのは「表裏比興の者」と呼ばれる真田昌幸ですね。
戦国大名となったものの、武田の一家臣であっただけに戦力は過少。これで上杉・北条・徳川等の大大名からどうやって領地を守るんだろうか?とハラハラしました。
そして最大の見ものは上田城合戦です。
第一次と第二次とありますが、そのどちらも良かったですね。戦力では圧倒的に劣る真田家でしたが、地の利を生かして見事撃退。敵の侵攻ルートと退却路を読み切って徳川軍に壊滅的な打撃を与えたシーンはスカっとしました。
終盤は真田昌幸から真田信繁へとバトンタッチしましたけど、これはこれで楽しめました。
そのクライマックスとなるのは大阪冬の陣と夏の陣。
本来なら多勢に無勢でどうしようもないのに、真田丸等を建設してこれまた徳川軍を苦戦させました。
その活躍っぷりは爽快でしたし面白かったです。
JD_CR 58 才 男性
主役の信繁には、「半沢直樹」「リーガル・ハイ」と絶頂期に到達した堺雅人を起用。
三谷幸喜の作品で、戦国時代の熱気、シリアスなイメージを持ちつつ、其処此処にウィットに富んだコメディーが挟まれています。
クスっとさせる一番の要素は、長澤まさみ。信繁の幼馴染の役どころで、信繁と恋愛に発展しない相方。二人の人間関係は漫才のよう。そして徳川方、本多正信、近藤正臣と本多忠勝、藤岡弘の爺さん同士の競い合いも楽しめますが、なんといっても、徳川家康、内野聖陽と側室・阿茶局、斉藤由貴の関係は絶品。すっとぼけた徳川家康とちょっと意地悪な才女・阿茶局のやり取りは是非お楽しみいただきたい。
最終的には不幸な結末となるはずの、真田家の物語が、ちょっと小粋で、心温まるコメディーに仕上がっています。