おんな城主 直虎

作品

脚本

森下佳子

演出

渡辺一貴、福井充広、藤並英樹、深川貴志、村橋直樹、安藤大佑

放送日

2017年1月8日 – 12月17日

ストーリー

50話(各話45分)

あらすじ

井伊家は今川の配下に置かれ、その支配に苦しんでいました。党首も戦で亡くし、ほとんどの家臣も今川に命令されて行くことになった戦で命を落としてしまいます。そんな中次の跡取りである後の井伊直政が成長するまでつなぎの党首である直虎の奮起を描いた作品。当時の井伊家は小国で今川、織田、徳川に翻弄されていきます。その生き残りをかけた直虎の采配が1番の見どころです。決して表舞台にでることのない直虎の活躍に乞うご期待。

見どころ

戦国時代に、男性の後継ぎがおらず存続の危機にあった井伊家において、女だてらに領主となり見事な政治手腕を発揮して井伊家を存続させた井伊直虎の物語。子ども時代から、一度は尼となったが領主となるため還俗し、次の領主となる井伊直政を育てあげるまでを描いています。ドラマでは特に直虎と結婚する予定であった井伊直親(三浦春馬)井伊家の存続に深く関わる小野家の小野政次(高橋一生)そして二人と幼馴染として育った主人公の直虎(柴咲コウ)の関係性にスポットが当てられています。


今、ヒコニャンで有名な彦根城の初代城主「井伊直政」の養母にあたる井伊直虎の一代記である。
 浜名湖の近くに小さな城と領土を持つ城主の子として生まれた女の子が、駿河、遠江の守護大名、今川氏に翻弄され、領地を守るため、やむを得ず女だてらに城主となり、生きのこる策を練り、お金を工面する手立てを探り、多くの人と触れ合い、部下の武士や領地の農民に愛される城主となってゆく。
 終盤、直虎は徳川家康に傾倒、城主を辞し、ストーリーも井伊直政の立身出世、徳川家の災厄等々と流れてゆく。直虎は、徳川家による天下泰平を願い、影から彼らを支える。

相関図

引用:大河ドラマ「おんな城主直虎」相関図

配役(キャスト)

  • 柴咲コウ(井伊直虎役)
  • 三浦春馬(井伊直親役)
  • 高橋一生(小野政次役)
  • 柳楽優弥(龍雲丸役)
  • 財前直見(祐椿尼役)
  • 貫地谷しほり(しの役)
  • 市原隼人(傑山役)
  • ムロツヨシ(瀬戸方久役)
  • 尾上松也(二代目)(今川氏真役)
  • 山口紗弥加(なつ役)
  • 光浦靖子(あやめ役)
  • 和田正人(松下常慶役)
  • 阿部サダヲ(徳川家康役)
  • 山本學(甚兵衛役)
  • 小林薫(南渓和尚役)
  • 本田博太郎(中村与太夫役)
  • マキタスポーツ(モグラ役)
  • 矢本悠馬(中野直之役)
  • 田中美央(奥山六左衛門役)
  • 真壁刀義(力也役)
  • 梅沢昌代(たけ役)
  • 前田航基(ゴクウ役)
  • 高橋ひかる(高瀬役)
  • 橋本じゅん(近藤康用役)
  • 菜々緒(築山殿/瀬名役)
  • 市川海老蔵(十一代目)(織田信長役)
  • 矢島健一(関口氏経役)
  • 嶋田久作(大沢基胤役)
  • 浅丘ルリ子(寿桂尼役)
  • 松尾貴史(伊勢屋役)
  • 春風亭昇太(今川義元役)
  • 松平健(武田信玄役)
  • 菅原大吉(鈴木重時役)
  • 木下隆行(福蔵役)
  • 木本武宏(富介役)
  • 寺田心(虎松役)
  • 小松和重(昊天役)
  • 高嶋政宏(本多忠勝役)
  • 栗原小巻(於大の方役)
  • 尾美としのり(榊原康政役)
  • 菅田将暉(虎松/井伊直政/万千代役)
  • 杉本哲太(井伊直盛役)
  • 前田吟(井伊直平役)
  • 吹越満(小野政直役)
  • 宇梶剛士(井伊直満役)
  • 苅谷俊介(新野左馬助役)
  • でんでん(奥山朝利役)
  • 筧利夫(中野直由役)
  • 新井美羽(おとわ役)
  • 藤本哉汰(亀之丞役)
  • 小林颯(鶴丸役)
  • 花總まり(佐名役)
  • 井上芳雄(小野玄蕃役)
  • 西原亜希(春役)
  • 六角精児(本多正信役)
  • 古舘寛治(松下源太郎役)
  • 井之脇海(小野亥之助/万福役)
  • みのすけ(酒井忠次役)
  • 奥野瑛太(武田勝頼役)

視聴者の評価

なな(30代・女)

男勝りの主人公役で、主演の柴咲コウがとてもハマっています。また、彼女の初恋の相手である直親はただ爽やかで男前な人物ではなく少し裏があるようなところがあるのですが、三浦春馬が見事に魅力的なキャラクターとして演じています。また、彼女に少し思いを寄せながらも家柄などの理由で思いが叶わない幼馴染の小野政次を高橋一生が演じているのですが、とても複雑な直虎への思いが伝わってくる素晴らしいお芝居でした。
その他にも商人役のムロツヨシや盗賊役の柳楽優弥など、個性的な脇役がたくさん出てきます。
後半になると次期領主として育てられた菅田将暉が登場し、こちらも少し生意気だけれど魅力あふれるキャラで、阿部サダヲ演じる徳川家康に迫られる?みたいなシーンもあり、面白かったです。ところどころコメディーのように笑える、非常に見やすい大河ドラマでした。

JD_CW 58 才 男性

実は、「井伊直虎」という人物については、十分わかっていない。このため、ストーリーは全体にファンタジー色が強く、普通の大河ドラマのような、堅苦しさが乏しい。井伊直虎役の柴咲コウは、常に明るく、前向きで、次々訪れる災難を見事に解決してゆくので、見ているこちらも勇気・元気をもらえる展開である。
 また、阿部サダヲが徳川家康役を演じているが、彼ならではの滑稽さと温かみが、異色ではあるが新しい家康像を描いており、とても好感が持てる。
 さらに直虎を取り巻く男性陣は、序盤は井伊直親の三浦春馬、中盤は小野但馬守政次の高橋一生と龍雲丸の柳楽優弥、そして終盤、井伊直政の菅田将暉と人気イケメン俳優をそろえており、全体が華やかであるとともに、メインを支える俳優も、小林薫、前田吟、浅丘ルリ子、栗原小巻と素晴らしい面々が連ねている。

ジョーヒガシ

徳川に長年使えてきた井伊家の奮闘ぶりがとても面白いです。直虎の親世代が居なくなり、少ない直虎と同世代の若者達だけで生き残りを掛けて四苦八苦していくのです。他の大河ドラマの主人公とは違った面白さがありました。決して表舞台には立てない直虎の活躍が見れるのです。井伊家で有名なのは徳川四天王である井伊直政と幕末期で有名な井伊直弼くらいなものなので、ある意味新鮮さがありました。小国ならではの生き残り策や知略の広さなどがとても面白いです。出ている俳優陣も良かったです。特に直虎とは幼なじみである田島役の高橋一生の魅力溢れる演技がとても素晴らしいかったです。高橋一生の演技もこの大河ドラマの人気の一つかと思いました。なので、評価はかなり高いです。