新選組!

作品

脚本

三谷幸喜

演出

清水一彦、吉川邦夫、伊勢田雅也、山本敏彦、吉田浩樹、小林大児、土井祥平、清水拓哉

放送日

 2004年1月11日 – 12月12日

ストーリー

49話(各話45分)

あらすじ

江戸時代が終わり幕末を迎えた舞台を背景に新選組を旗揚げするまでの間の話を青春群像として描きながら、新選組を旗揚げ後の京都の治安を守備しながら、周辺の防犯なども務めている新選組たちの半生を描くストーリとなっています。

薩摩藩や長州藩とのいざこざ関係とかにも立ち会いながら近藤勇、土方歳三、沖田総司などをはじめ、新選組に所属していたメンバーたちは幕末から明治にかけての変革にも立ち向かうことになり、鳥羽・伏見の戦いや戊辰戦争などにも身を投じていくことになります。

見どころ

江戸時代末期に多摩地方の農民出身の若者が武士になる立身出世のお話です。舞台は試衛館という道場から始まり、その道場主の近藤勇を中心に、土方歳三、沖田総司などの後の新選組の中心メンバーが集まっていく。京都に上洛する将軍の護衛の為の浪士組に試衛館メンバーも志願。その浪士組には不穏な考えを持つものいていた、京都に到着するが、浪士組は解散してしまう。試衛館メンバーと浪士組の一部が京都に残り、京都の治安にあたっていくことになります


三谷幸喜が初めて大河ドラマを手掛けた脚本で、近藤勇を主人公とした時代劇です。多摩の農家で生まれたのちの近藤勇が武士を志して日々鍛錬を重ねていくストーリーであり、彼の周りに集まってくる親友や仲間たちと浪士組に入隊して活躍していく様子から、浪士組内での序列争い、新選組となってからのメンバーの統率の苦労、理想と現実のギャップに悩むさまなど、ただのヒーローでは語れない新選組のストーリーが表現されています。

配役(キャスト)

  • 近藤勇(香取慎吾)
  • 沖田総司(藤原竜也)
  • 土方歳三(山本耕史)
  • 斎藤 一(オダギリ ジョー)
  • 藤堂平助(中村勘九郎)
  • 原田佐之助(山本太郎)
  • 山南敬助(堺雅人)
  • 永倉新八(山口智充)
  • 井上源三郎(小林隆)
  • 沖田みつ(沢口靖子)
  • 坂本龍馬(江口洋介)
  • 芹沢 鴨(佐藤浩市)

視聴者の評価

アライブ(30代・男)

ストーリーもしっかりとしていて、史実の通りに話がうまく進みながら、当時の新選組はこのようにして活動をしていたというのを明確に再現しながら、人間ドラマや取り巻く環境の中で様々な出来事や事件またトラブルなどにも対峙していく姿がしっかりと映像として描かれております。

新選組のメンバーたちの半生もきちんと再現され、名場面のシーンや殺陣(たて)シーンなども多くあったり、幕末から明治に変革する時におきた出来事などもきちんと描かれていて、迫力がかなりあり、新選組の発足から新選組が衰退してしまうところまでのストーリーが濃厚な感じで凝縮され、見ごたえがかなりあります。
キャスト陣も豪華俳優・女優陣が勢ぞろいしていて、各キャストが見せる名演技などにも要注目をしたいところでありますし、新選組のことを広めてくれる作品でもあります。

SAKUYU(40代・男)

三谷幸喜氏が脚本を書いており、堅苦しい感じがなく今まで大河ドラマを見ていない人におすすめです。俳優も豪華で私がイメージしていた隊士像とも一致していた。隊士一人一人に話があてられていてあまり知らない隊士にも興味が湧きます。特に近藤勇役の香取 慎吾さんと土方歳三役の山本 耕史さんの掛け合いが絶妙です。時代劇といえば殺陣ですが、池田屋事件・油小路の臨場感には引き込まれました。また、戦の仕方が変わっていき、時代の変革期を感じれ寂しくも儚く思います。新選組といえば、鉄の掟ですが切腹する場面が多々ありますが、そこも見どころで人間模様がみれて考えさせられる。今まで見てきたドラマで一番面白く、見ごたえがあります。

常日頃(30代・男)

主演が香取慎吾さん、共演に藤原竜也さん、山本耕史さん、オダギリジョーさんなど、当時主役級だった俳優の方々がキャスティングされ、いきいきと演技をされていました。また、まだ俳優としての活躍が少なかったぐっさんこと山口智充さん、のちに半沢直樹で大ブレイクする堺雅人さんなど、当時リアルタイムで見ていた自分は「この人たちの演技すごい、この大河ドラマ面白い!」と毎週楽しみにしていました。大河ドラマなのに古臭い感じがなく、毎回新鮮な内容で、ワクワクドキドキするドラマでした。とくに序盤の浪士組のメンバーを募集するころが面白く、それぞれの人物が得意な技をもっており、それをアピールして入隊するというところが面白かったのを今でも覚えています。物語中盤から現実路線になってきて、ルールの取り決めの難しさ、大切な仲間の死、そして時代に翻弄されていく武士たちと、序盤と終盤とで雰囲気が異なるところも見どころです。